私が免許を取ってから丸12年。
そのころからツーリングへ行くとなると実家が埼玉なので
「国道299号」を使って秩父へ行く頻度が高かったです。
だんだんと秩父の先の県境を越え群馬まで行くようになり
そしてさらに長野へ抜けることがお気に入りになりました。
その際に必ず通る「上野村」。
走ることに夢中であまり考えることはなかったのですが
数年前から
途中道すがらに目にする看板「慰霊の園」「御巣鷹の尾根」という文字を見ては
と、よぎりながら通過することが増え
行ってみたい。でも行ってもいい場所なのだろうかと考えるように。
33年前のことなので若い世代は全く知らないことも珍しくありませんが
520名の方が亡くなった史上最悪の飛行機事故です。
あれだけの大事故がこんな田舎で起こり
当時の地元の方たちはどうだったのだろうか?と気になったのでした。
調べると
当時事故対応にあたった元群馬県警の作家が
事故について本を何冊か書いていることがわかり
今年の夏に3冊読みました。合わせて遺族の方が書いた本も1冊読みました。
今年は事故から33年の年でもあり
絶対今年中に
慰霊登山をしたいと願っていました。
今年は体調を自分が崩し、2度目に首を痛め、夏は猛暑。
さらに夏の終わり前にぶちょうの病気が見つかりそれどころでは。
行ける?行けない?とタイミングを見計らっていました。
そして来たよ!いよいよ御巣鷹の尾根へ行く決心とタイミングが。
どんだけ山奥なんでしょう。
でも、あと45分であの場所へ着いてしまいます。
さらに交通量の少ないルートへ。
工事で信号待ちしていたら
マスツーが爆音を奏でながら吹き出していきました(;'∀')
この辺りの紅葉がむちゃ綺麗!感動!
そして
上野ダム!事故後にできたようですね。
ここは初めて来るエリアなのです。
素晴らしい!
だぁれもいない。静かすぎます。
そしてトンネル3つくらい抜け
ここから先は御巣鷹の尾根まで一本道。
御巣鷹の尾根までの道は整備されてから33年近く経ち
悪路になりつつある箇所もあり250では馬力が足りない急勾配の連続。
でも紅葉が本当にきれい!
大好きな新潟~長野の舗装林道に匹敵するほどの美しい紅葉でした。
でも、穴ボコボコ、石、ぬかるみ、落ち葉。路面が酷い。
慎重に慎重に走ります。
途中にあと何キロという看板がいくつも立ち安心して走ることができます。
登山道入り口に到着しました!
駐車場には2台のバイクと車が1台に軽トラは管理人さん?のかな。
スクーターの人は帰り支度をしていました。
もう1台のバイクはオフ車でした。
時刻は14時44分。
まだ日没までは時間があるけれど日は山陰になり少し暗い。
圏外でメッセ送れないけど一人で登って大丈夫かな?(;'∀')